1. ホーム
  2. カーシェアリングの発祥と今後
  3. ≫カーシェアリング市場は今後どうなる

カーシェアリング市場は今後どうなる

ミニカー

あるシンクタンク会社の予測

ある大手シンクタンクの試算では、我が国でのカーシェアリングの市場規模は、2011年で10億円程度だが、数年後には200億~300億へと急激に拡大するとされています。20倍から30倍という爆発的な速度で成長することがこの試算で示されています。

さらに、現在の日本でのカーシェアリングの人口当たりの普及率は0.1%程度ですが、仮にここ数年でスイスの2011年の人口当たりの普及率である1.22%程度まで、日本の普及率が増加すると仮定します。この場合に、同試算では、市場規模は2,000億円程度までに膨張するだろうと予測しています。

日本の人口当たりの普及率が、ここ数年で世界第1位のスイスの普及率と同じレベルまで、急速に上昇するということは無理な仮定です。しかし、万が一そうなった場合には、市場規模は現在の200倍になると予測されるわけですから、カーシェアリング市場の潜在的な大きさが理解できると思われます。

活発に動き始めているカーシェアリング事業者

日本のカーシェアリング市場は、現在では市場を創出している段階といわれており、欧米に比して市場規模は極めて小さい状況です。日本国内のカーシェアリング事業者の車両台数をすべて合わせても、米国のカーシェアリング事業最大手のジップカー社の車両台数の半分に及びません。

しかし、潜在的な需要の大きさを反映して、都市部では利用が確実に増加しており、各事業者は、積極的な車両の増備計画を策定しております。業界最大手のタイムズカーは29,000台、オリックス自動車が2,500台、カレコが6,200台と、ここ数年で充実を図っています。

これらの計画が実現しますと、ここ数年で日本には、カーシェアリング主要3社で約37,700台の車両が用意されることになります。車両台数が増加すれば利用者の利便性が向上するため、さらに会員数の大幅な増加が期待できるようになります。

将来有望なカーシェアリング市場

最近は、若年層の間で所有より利用に重点を置くスマートライフの考え方が広がってきました。長期間に及んだ不況、環境問題、資源枯渇の影響などから、マイカーの所有にこだわらない人が増加しております。

公共交通機関の整備も年々増加し、カーシェアリングにとって環境はよりよくなる一方であります。カーシェアリングが普及すると、新規自動車の販売数が減少し、自動車産業などは困るかもしれません。しかし、人々の意識の変化、資源や環境への配慮から、カーシェアリングに対する需要は増えることはあっても、減ることはないでしょう。

また、全国津々浦々に展開するコンビニエンスストアの駐車場を利用したカーシェアリング・サービスの提供が始まるなど、新しいアイディアも次々導入されています。様々な好条件が揃っておりますので、今後、カーシェアリング市場は順調に発展してゆくことが期待されます。

おすすめのカーシェアリング業者

  1. dカーシェア
    dカーシェア

    初期費用、月額基本料が無料で加入できる!

  2. オリックスカーシェア
    orix

    シンプルで分かりやすい料金設定。使い方に応じて料金プランを選べるのも魅力!

  3. カレコ・カーシェアリングクラブ
    careco

    関東圏で展開中!携帯電話やスマホを認証カードとして利用できるのでICカードが要らず。