カーシェアリングの利用規約
会員制について
カーシェアリングを利用するには、まず会員にならなくてはなりません。全てのカーシェアリング・サービスの提供会社は会員制を採用しています。会員になることなくカーシェアリングの利用はできません。
ただし、会員になるといっても、インターネットで申し込んで、必要書類を郵送するだけという簡単な手続きで済む場合が多く、費用もカード発行手数料が1,500円程度かかるのみです。
利用料金について
利用料金については、毎月基本料金と車を利用する都度発生する利用料金を支払わなくてはなりません。カーシェアリングの毎月の基本料金はだいたい1,000円~2,000円です。利用料金は、時間料金と距離料金の2種類があって、時間料金の相場が200円/15分、距離料金の相場が10~15円/kmです。
例えば、業界大手のT社の場合にはの場合には、毎月1時間15分までは、追加料金を支払うことなく、基本料金の1,030円で車を利用できます。その他にも、夜間や早朝の6時間以上の連続利用に対してお得な割引パックが用意されています。
利用時間について
利用時間については、ステーションはIT活用により無人化されているため、24時間年中無休で利用できます。カードなどをもってステーションに行けば、簡単な操作でいつでも車が利用できます。
なお、利用時間の単位についてですが、おおかた10分か15分単位です。その他に、6時間、12時間、24時間の長時間の利用単位もあります。長時間の利用単位の場合には、割引料金が適用されることになっています。
保険について
マイカーの場合には、自賠責保険や任意保険などの保険料は自分で支払わなくてはなりません。しかし、カーシェアリングの場合には、保険料は毎月の基本料金の中に含まれます。ですから、基本料金を支払えば、自動車に関する保険料は一切支払うことはありません。
保険だけではありません。自動車税などの税金、車の清掃、給油、維持管理費もすべて基本料金の中に含まれます。こういった費用も一切支払う必要はありません。カーシェアリングを利用する大きなメリットは、これらの費用の大幅な削減が可能になることです。
返却について
カーシェアリングで車を利用した場合には、貸出を受けたステーションに返却しなくてはなりません。レンタカーの場合には、借りた店舗以外へのワンウェイの乗り捨て返却も可能ですが、カーシェアリングは借りた場所に戻さなくてはなりません。
ですから、自宅を出発し自宅に戻ってくるような、ちょっとした買い物やレジャー、高齢者や子供の学校や病院への送迎に対する利用に適しています。逆に、往路は自動車で、復路は電車や飛行機でというような長距離の移動には、カーシェアリングは利用できないことになります。