利用する際の注意点
ステーションの立地
カーシェアリングを利用する際に注意することとしては、まず最初にステーションの立地があげられます。カーシェアリングは利便性が非常に重要です。ステーションが遠くにあると、利用の度に長距離を徒歩で移動しなくてはならず、利便性が半減します。
おおよその基準は、自宅から徒歩5,6分のところ、半径400m以内の場所にステーションがあるかどうかです。カーシェアリングを利用する際は、自宅からこの範囲内にステーションを設置している会社を選択すべきです。
利用できるのは本人だけ
次に、カーシェアリングは登録した本人しか利用できません。家族で利用する場合には、家族全員が会員とならなくてはなりません。ICカードを貸し借りして、1枚のカードで家族全員がカーシェアリングを利用することはできません。
万が一、家族でICカードを共用しているうちに、本人以外の者が交通事故を起こした場合には、保険会社からの賠償金の支払いは一切ありませんので十分な注意が必要となります。利用できるのは本人だけということをしっかり認識しておかなくてはなりません。
車内での喫煙やペットの持ち込みをしないこと
カーシェアリングは1台の車を複数の人が共有します。ですから、次に使う人のことを考えなくてはなりません。従って、喫煙やペットの持ち込みは厳禁です。社内で喫煙する車にニオイが残りますし、ペットを持ち込むと車内にペットの毛などが落ちたりして不衛生です。
また、車を使い終わった際には、車内をよく確認してゴミなどが落ちていたら片付けておきましょう。お互いに、次に使う人が気もちよく使えるように配慮することで、カーシェアリングがますます快適になっていきます。
予約時間を守ること
カーシェアリングは1台の車を複数の人が時間帯を分けて共有しています。ですから、予約した利用時間を守らないと、次に使う人が大変な迷惑を被ります。行事の都合でやむを得ず予定時刻をオーバーすることもあるかと思います。ですが、その場合も連絡を入れる等してルールをきちんと守ることが大切です。
カーシェアリングは会員が時間厳守のルールを守るという前提の上で成り立っています。時間にルーズだと延滞料金を徴収されるという問題もありますが、会員全員が時間にルーズだとカーシェアリング自体が成り立ちません。このことをわきまえて時間厳守は徹底しなくてはなりません。