カレコ・カーシェアリングクラブ
カレコ・カーシェアリングクラブの沿革について
「カレコ・カーシェアリングクラブ」(以下「カレコクラブ」といいます。)は三井不動産リアルティ株式会社が提供するカーシェアリングサービスのブランド名です。
「カーシェアリング・ジャパン」社は2008年に三井物産の完全子会社として設立されました。「カーシェアリング・ジャパン」社は、「カレコ・カーシェアリングクラブ」のブランドの下、主に首都圏を中心にしてカーシェアリング事業を展開、現在は三井不動産リアルティ株式会社と合併しています。
ステーションは全国に拡大しつつあり、2023年には3,753ヶ所*です。車両台数はその時点で6,742台*程度です。
* カーシェアリング比較360°調べ
携帯電話認証システムと10分単位の利用時間などが特色
「カレコクラブ」の特色としてICカード不要の携帯電話認証システムを採用していることがあげられます。このシステムは、会員が保有している携帯電話を登録することにより、その携帯電話をカーシェアリングの車の貸出た返却の際の認証カードとして利用するというもので、「iPhone」、「Android」に対応可能です。
また、「カレコクラブ」の車の利用単位は10分単位となっており、大半のカーシェアリング会社が15分単位となっているなかで、最も短い時間単位となっています。ですから、ちょっと買い物などといった場合には、一番手軽に利用できます。
また、6時間までは距離料金が無料で、10分150円となっています。1分あたりの単価は業界でも最安値水準です。時間単価が業界最安値水準だと、長時間の利用が割高になる心配がありますが、長時間の利用にはお得な割引パックが複数用意されているので、この点でも安心です。
カレコクラブの概要について
カレコクラブのステーション数は首都圏で2,475ヶ所です。入会にかかる日数は最短で3日程度です。インターネットからの入会も可能です。入会費用は不要です。
月額基本料金はベーシックプランで980円です。なお、学生については4年間無料とされています(学生証などの証明書類の提示が必要です)。月額料金は、その月に車を使用した場合に発生する利用料金に全額充当されます。
利用料金は原則時間料金のみです。時間料金は10分間あたり150円からです。なお、車の利用時間が6時間を超える場合には、18円/1㎞の時間料金が加算されます。6時間を超える利用は料金が割高になりますから、料金パックを利用します。
カーシェアリング料金の計算例
例えば、カーシェアリングの会員となり、初めて新宿お台場間を往復したとします。この場合の料金は、初期費用が入会金0円、月会費が980円です。所要時間を60分としますと、時間料金は900円ですが、月会費980円が充当されますから、この場合は0円+980円で980円となります。
2回目の利用の場合には、月会費980円、時間料金が900円ですが、月会費の残額が時間料金に充当されるため、実際に発生する料金は820円です。月会費の時間料金への充当があると、このように料金の削減が可能です。
お得な長時間利用の割引パック
さらに、「カレコクラブ」には便利な料金パックが用意されています。例えば、6時間パックが4,280円、12時間パックが5,700円、24時間パックが7,300円、18時から翌9時までの夜間パックが3,200円です。こちらの料金体系ですと、車で往復の利用の際にはレンタカーに十分に対抗できます。
なお、長時間利用の割引パックには6時間を超えない場合には、距離料金は発生しません。しかし、6時間を超える場合には、1㎞あたり18円の距離料金が発生します。12時間パックや夜間パックを利用する場合には、走行距離も計算に入れる必要があります。